理学療法士の中島です。
今回は令和元年最後の第二居宅生活支援クラブだよりです。
さて、年の瀬も迫る12月を迎えようとしていますが、秋冬も身体の脱水には注意したいですね。
秋~冬にかけての脱水は、血液ドロドロ状態を引き起し、脳卒中を引き起こす危険性が高くなります。加えて、皮膚が乾燥してかゆみが出たり、老廃物の貯留による頻尿などもよく聞かれます。おしっこが濃い方は要注意です。
中々飲水が進まない方もいらっしゃいますが、提供のタイミングと飲み物の工夫で、滞在中には800ccから1000cc程度は飲んでいただくことを目標に日々関わっています。
ご高齢の方だけではなく、働き盛りの方や、定年を迎えたばかりの方も自分の身体に水分が足りているかどうか、ぜひ振り返ってみてください。
しっかり飲むだけで、身体の調子も変わってきますよ。
さて、食欲の秋が少し過ぎたところで、下腹のポッコリが気になっている方もいるのではないでしょうか。今回は下腹ポッコリを解消するエクササイズをお伝えします。
「骨盤低筋群」という言葉、最近チラホラ見かけることが増えたので、ご存知の方もいるかと思います。
骨盤の内側、底の部分に網のように張ってくっついている筋肉です。
この筋肉は骨盤の上に載っている内臓を支える役割をしていたり、身体を支える作用を持っていたりします。
また、排尿排便の時に我慢したり、漏らさないように頑張ってくれる筋肉でもあります。
なので、骨盤底筋群が弱ってしまうと、内臓が支えられずにお腹がポッコリ出たり、姿勢が崩れたり、尿が漏れやすくなったりと様々な変化が身体に現れます。
そこで、骨盤底筋群のエクササイズが効果的です。
【方法】
①仰向けに寝て、両膝を立てます。
②お尻をぐっと持ち上げます。
③姿勢をキープしたまま、尿道、お尻の穴、膣などをキューっと引き締めます。
(女性だと途中でおしっこを止める、男性だと睾丸を引き上げるような感覚)
④5秒間引き締めた後、ゆるめます。
⑤5回繰り返します。
余裕がある方は秒数を伸ばします。
まだまだ余裕がある方は座ってやる、立ってやるなど姿勢を変えてチャレンジしてみてください。
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